





『薔薇の名前』から理科年表、李賀の詩から石川淳の力学へ、また童話からSFへと、扱う対象はじつに多様、まことに壮観である。しかし著者の手さばきはしっかりと一点、すなわち“読みふける喜び”に集中している。書巻の気に充ちながらも風通しのよい文章によって展開する、本と読書をめぐる秀抜なエッセー=書評97篇。(出版社webより)
|著者|池澤夏樹
|出版|みすず書房
|出版年|1991年3刷
|サイズ|194mm×135mm
|状態|細かなスレ・ヨゴレ・キズ、全体に経年による劣化がありますが、古本として状態は概ね良好です。