探検記といえば、これまでたいていの本が、猛獣や毒へび、世界のめずらしい土地の動物を登場させ、それとのたたかいを書いているものが多いようです。このワルデック夫人の探検記は、そのいみでは、ちょっとかわっています。しかも男性の探検家とはちがった、女性特有のこまかい観察がいきとどいたところに、この本の興味のふかさと、いままでにない新しい探検記としてのねうちがみいだせます。(本書「はじめに」より)
|著者|ワルデック夫人、秋永芳郎(訳)
|装幀|安野光雅
|装画・挿絵|白井哲
|出版|講談社
|出版年|昭和33年
|サイズ|198mm×138mm
|状態|全体に古本の装いです。外函はキズ・スレ・ヨゴレ、本体は小口の日焼け・シミ、一部ページに大きな破れなどがあります。古本にご理解のある方のご購入をおすすめいたします。