かつて草原を駆け抜けたガウチョは、夢のように己れの運命を生きた。ならず者と娼婦の街角に鳴った手回しオルガンの余韻は、狭い路地にタンゴを育んだ。本質的に作家的な作家ホルヘ・ルイヘ・ボルヘスが、言語の遠近法を駆使して謳いあげたアルゼンチンの血と情熱。生の原景を謳う峻烈なエレジー。(帯分より)
|著者|ホルヘ・ルイス・ボルヘス、鼓直・木村栄一(訳)
|出版|大和書房
|出版年|1977年初版
|サイズ|195mm×135mm
|状態|全体に細かな傷・汚れ、一部ページにシミが見られますが、古本として、状態は概ね良好です。