戦後の混乱期に書かれたスリにまつわるルポタージュ。著者の林順二は兵庫県警の警部補。
私は今日もスリを追っている。スリに對する憎しみが火の玉となって燃えつゞけている。
「おい、弟が何をしたんだい、おかしなことをするなッ」
「やかましいッ、何をしたか胸に手をあてて考えてみろッ」
被害者が存在するれっきとした事件だが、テレビ番組「警察24時」的な感覚で好奇心を掻き立てられる。人情味あふれるやりとりは時代だろう。めちゃくちゃおもしろい。
|著者|林順二
|発行|リスナー社
|発行年|昭和24年
|サイズ|185×128mm
|状態|写真の通り、全体にダメージが大きいです。ヨゴレやヤブレが散見します。背表紙はグラシンシ紙で補強しました。