写真家エリオット・ポーターがソローの文章を引用し、言葉にふさわしい四季の自然を添えて、“野性美”を淡々と編んだ一冊。 ソローが「森の生活」などに書き記した心象風景が目の前に広がってくる。美しい本だ。 1840年6月30日 こういうさわやかな夕暮には、木の葉や草の葉が一枚一枚、氷のような緑の液に浸されたかのようだ。 ｜作者｜ヘンリー・デイヴィッド・ソロー（文）エリオット・ポーター（選・写真）酒本雅之（訳） ｜出版｜森林書房 ｜出版年｜1982年 ｜サイズ｜約245×190mm ｜状態｜全体に細かなスレ、シワ、ヨゴレがあり、タイトルページにはシミが見られますが、どれも経年相応のもので、目立つ大きなダメージはありません。