











つりの中でも溪流つリは登礬技術やマップの見方、そしてイワナやヤマメというすばしっこい魚をつる技術が必要である。しかし、一度このつりをやると、つりの醍翻味のほかに、すばらしい景観に接したり、四季の自然の味わいを知ったり、山菜をつむという楽しみがあり、なんといっても鄙びた温泉を発見し、つりに疲れた体をいやすという他のつりに見られないいいものがあってやめられないという。筆者は、この溪流つりに憑かれ、一財産をすり、崖から落ちるという体験の持主で、それだけに、初心者にも自らの経験を織り込んで、その想い出と共にこの「つりと温泉の旅」を親切にカイドしてくれた。(本書より)
旅といいつつも今の時代からすると探検のような釣行です。ワクワク。
|著者|佐々木一男
|発行|桃園書房
|出版年|昭和49年初版
|サイズ|約175×約116mm
|状態|全体に細かなヨゴレ、スレ、小口に日焼け、ダストカバーに小さな破れなどのダメージがあります。