私などの知らない峠や、谷や、村落を旅していられるのを知り、たいへんな驚きを感じさせられた実に丹念な山の旅であり、しかも驚きは、いかにも楽しそうに気軽にやってのけていられることである。(略)アルプスというと、一つ覚えのように、きまりきった観光地ばかり訪れているようだが、アルプスの旅情をほんとうに楽しみたい人たちにとって、これは貴重な案内書である。(登山家・浦松佐美太郎推薦文より)
|著者|佐貫亦男
1908年秋田県横手市に生まれる。1931年東大工学部航空学科卒業。プロペラ設計に従事したあと、気象庁測器課長、東大教授を経て現在日大理工学部教授。スイスを旅してアルプスの魅力につかれ、以後30余年ヨーロッパアルプスの山をくまなく歩き回る。(本書プロフィールより)
|出版|山と渓谷社
|出版年|1973年初版
|サイズ|182mm×130mm
|状態|本の天と背に日焼け、全体に細かな傷・汚れがありますが、古本として、状態は概ね良好です。