








フランスで漫画を描いているベンジャミン。いくつかの賞を手にし、漫画家としての名誉も得たはずの彼だが、厄年を迎える現在、漫画へのモチベーションは薄れてしまい、自堕落な生活を送っている。
そんな彼の脳裏に浮かぶのは、まだ売れる前、雨降るパリで一晩だけゆきずりの関係を持った日本人女のことだった。女の残したメモを手がかりにベンジャミンは愛知県の片田舎の町へと降り立つ。廃駅の町で小さな喫茶店や菜園を営む日本人家族と、フランス人漫画家の、ちょっと奇妙で心温まる交歓を描いた、愛と再生の物語。(帯より)
内容もさることながら、枠外が黒く塗りつぶされていることもあって、映画館で観る映画のような感覚。
|作者|高浜寛
|発行|太田出版
|出版年|2010年初版
|サイズ|約210×約150mm、ソフトカバー
|状態|表紙に細かなスレがあります。状態は良好です。帯付き。