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わたしは、いまさら、この本で、カンニングのよしあしを論じようとは思わない。今日、教育の現場で、どのくらいカンニングが行われているか、その現実に目を向けてもらいたいのだ。わたしの調査では、じつに、81.6パーセントの学生がカンニングの研究者だ。現代っ子の学生たちは燃えるような探究心と、科学的技術を使って、つぎつぎに新しい手口を開拓しているのだ。(本文より)
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著者紹介文も良い。「直接、試験監督に出ること数百回、最近三年間は、一度もカンニングされたことがないというのが自慢の種である」。ほんとうに?
本文カットは真鍋博。
|著者|徳永清
|出版|光文社
|出版年|昭和40年初版
|サイズ|約172mm×106mm
|状態|全体に細かなシミ、ヨゴレ、小口に日焼けなどが見られますが、大きなダメージはなく、本としての状態は経年なりで、概ね良好です。