日本で公開(劇場公開のほかに、非劇場公開、TV放映作品も含めて)されたSF映画・TVはすべて取りあげる方針をたて、そのほとんどを収録した。未公開作品も珠玉とりまぜて記述したので、本書によってSF映画の全体的な流れを把握することができるものと自負している。
SF映画ばかり見ているわけではないが、ともかく昔からSF映画のファンで、どんな作品でも最低2回(チャンスがあれば何度でも)は見ることにしている。SF映画はどんなつまらないものでも、どこか私を惹きつけるところがあり、凡作であればあるなりの楽しさを味あわせてくれるものだ。(「まえがき」より)
一体収録作品がいくつなのか数えることすら厭われるすさまじい労作。文字の級数の小ささに著者の映画愛が表れている。SF映画が好きならば一家に一冊!と力強くおすすめしたい。映画評論家・北島明弘氏の処女作。気合いを感じる。
|著者|北島明弘
|出版|芳賀書店
|出版年|1982年第1刷
|サイズ|210mm×150mm
|状態|全体に経年による細かなスレやヨゴレはありますが、目立つダメージはなく、状態は良好です。