










子どもの内部には、科学者と芸術家がなんの矛盾もなく共存しています。今、一般に行われている教育がそのふたつを、例えば理科と図工というふうに、切り離す方向にむいているのは残念な気がします。絵本の世界でも科学絵本などという名の下に、科学を知識の切り売り化する傾向がありますが、この絵本はむしろ反対に、子どもの内部の真実を求める心と、美を喜ぶ心をひとつのものとして調和させる働きをもっているように、私は感じました。(訳者・谷川俊太郎あとがきより)
|著者|コレット・ポータル(絵)フランクリン・ラッセル(文)谷川俊太郎(訳)
|出版|至光社
|出版年|1973年?
|サイズ|260mm×210mm
|状態|本の表紙外周にイタミやヨゴレがありますが、大きなダメージではありません。状態は概ね良好です。裸本。