写真にとって表現とは何か、記録とは何か。1960年代後半から70年代にかけて、ラディカルな思考と実践を貫きながら激動の時代を駆け抜けた写真家が、自身の作品と方法の徹底的な総括を通して、来るべき時代の表現を模索する写真+映像論集。写真は「事物が事物であることを明確化することだけで成立する」ものでなければならないとし、“ブレ・ボケ”との訣別を宣言する表題作「なぜ、植物図鑑か」ほか、メディア社会における“芸術と政治”への先験的考察は、今も伝説的に語り継がれる。(出版社web、文庫版より)
|著者|中平卓馬
|出版|晶文社
|出版年|1973年発行、初版
|サイズ|198mm×128mm
|状態|帯付き。全体に細かなキズ・スレ、小口のキズなど、経年による劣化がありますが、大きなダメージはなく、古本として状態は概ね良好です。